こんな疑問にお答えします!
結論から言うと、
今までの業務がすべてなくなるわけではありません。
AIが代替えしてくれる事が増えるので、人間のポジションは椅子取りゲームに近くなると予想されています。
そんな椅子取りゲームの勝者になるために、今から何をしたら勝ち残れるのか?
薬剤師にしかできない仕事はどんな分野なのか?
詳しく解説しています!
▼本記事は私(じょぶねこ千晴)が独自に作成しています。記事の一部にPRが含まれていますが、各企業はコンテンツ内容には一切関与していません。
①「語学力を身につけたら仕事はなくならない」はウソ
語学力があると、「外国人労働者が多い地域」にある薬局などで需要があるように言われていますが
一昔前では需要が合った「語学力のある人」でも、AI進出と共にそこまでの価値がなくなってしまいました。
語学力を磨くことに時間をかけるよりは、別なことでオンリーワンの存在になった方が断然コスパがいいですね。
②「病院薬剤師なら仕事はなくならない」はウソ
「病院薬剤師」でも、AIに仕事を取られる部分がたくさんあります。
注射の混注、注射監査、調剤、在庫管理、発注業務
病院薬剤師でも、最後まで人の手に残るのは
病棟でのコミュニケーション部分に関しては、調剤薬局等より人の手が必要な分野があると言えますね。
しかし、それ以外の業務はAIが取って代われることが多いので、病院薬剤師だとしてもAI時代には人員削減が予想されます。
③「認定薬剤師の資格をとれば仕事はなくならない」はウソ
何らかの認定薬剤師の資格はもってて当たり前の時代
経営者側の視点から見たときに、AIで作業が効率化してる状況下で応募してくる人材が「認定薬剤師の資格を持っている」というだけで、
「いいね!この人に決めよう」と思うでしょうか?
認定薬剤師の資格を多方面に、人より多くとる
ここは、周囲と差別化していきましょう!
何か1つの分野を極めるのも大事ですが、その極めた分野を武器に生き残っていくには、1つの分野だけでは選択肢が狭まってしまいます。
今は軽くできている転職が一般職並みに難しくなってくる
今は軽くできている転職が一般職並みに難しくなってくるかもしれません。
そんな中で転職したくなった時に、自分の持っている認定薬剤師の資格が何かに特化しているだけだと、それをいいなと思ってくれるところにしか転職できなくなってしまいます。
需要の高そうな認定薬剤師の資格を2個以上取っておく事は、周囲との差別化が誰でもできる方法じゃないかなと思います。
④「AIがあるから機械に弱くても仕事はなくならない」はウソ
AIがあるから機械、パソコンの操作が減るという意見も見かけますが、実は逆です。
現在では、パソコン関係に強い人は特に小規模調剤薬局(個人薬局など)で、貴重な存在になっていることも多いですよね。
AI時代になったら、機械やパソコン関係の操作が減るという意見も見かけますが、実は逆です。
そのAIに指示を与えたり、操作したり、協力して仕事していかなくてはいけないため、むしろ機械操作が増えますから・・・
上手に使いこなせる人が必要な時代=機械、パソコンに強い人が重宝される時代
薬剤師業界も、そんな風になっていくことが予想されます。
⑤「大手のチェーン薬局に就職できてるから大丈夫」はウソ
AIは大手のチェーン薬局から導入されてきています。
逆に個人薬局の方が、導入にかかるコスト面からAI化が遅くなると予想されます。
一昔前は「大手のチェーン薬局」に就職したらなんとなく安心感はありましたよね。
AI時代が来ても大手だから大丈夫でしょ。っていう価値観は変えていかなければならないみたいです。
「AI活用で薬剤師の仕事がなくなる」と言われる理由
AIを活用していくことにより、薬剤師の仕事がなくなると言われている「理由」は主に3つです。
「薬剤師の供給過剰時代」と「AI時代」がかぶる
薬剤師は、20年後には2万人余ると予想されています。
なんと、「薬剤師の供給過剰時代」と「AI時代」がかぶるんです。
都心部では今も薬剤師が余っているところが多いですよね。
地方も、コロナ後から時給がどんどん下がってきてしまいました。
と、思ってしまうほど一般職とあまり変わらない時代になりつつあるのが、すごく悲しいです。
AIの波だけでもダメージ大きいのに、薬剤師の供給過剰時代とかぶるなんて心底しんどいですよね。
調剤業務をAIが代行できる
調剤の最初と最後の部分「処方監査」でもAIは活躍します。
AIの画像認識機能では、何のお薬が何錠入っているかをすぐに確認できます。
また、膨大なデータから膨大なデータから処方ミスに気づきやすいこともAIの長所です。
ミスってはいけない肝心なところでAIが活躍してくれるので、味方につけたら本当に心強い存在ではあるのですが・・・
その分、薬剤師の仕事が減るという訳です。
在庫管理はAIの得意分野
在庫管理も、なかなかに時間が取られる業務ではありますよね。
しかも、在庫管理って大体1日の終わりころの一番疲れている時間・・・
それをAIがやってくれたら、もっと余裕をもって他の仕事ができますね。
一緒に働いてる人にとっては仕事ができる同僚(しかも文句も言わない)が増えたようで、めちゃくちゃありがたい存在
しかし、そこに転職する人にとっては強力なライバルになってしまうんです。
AI活用でも仕事がなくならない薬剤師ってどんな人?
ここからは、AI時代が到来しても勝ち残れる薬剤師を5パターン紹介します。
※クリックすると読みたいところにジャンプします。
①共感力高め!ファンが多い唯一無二の存在。
②「気づき」の能力が高い人
③全体を統括できる管理者
④オリジナルのアイデアを出せる人
⑤在宅医療で活躍できる人
じっくり見ていきましょう!
AIに負けない薬剤師①共感力高め!ファンが多い唯一無二の存在。
「この薬剤師がいるからこの薬局に来る」そんな存在になる
苦しみを訴えたときに、「ソレハタイヘンデスネ」とロボットに言われるのと、
信頼関係を築いている薬剤師から「辛いですね、、、痛みがあるだけで精神的にもまいりますものね」と、言われるのでは違いますよね。
患者さんを引き付ける真髄はそこ
医療の流れの中で、どこかで共感してもらえる事って患者さんにとって絶対必要!
そこで救われることは多いものです。自分が患者側になった時もそうですよね。
患者さんは、医者とはゆっくり話ができないし、共感してもらえる時間もない事がほとんど。
そんな中で、薬局で投薬の時に薬剤師に寄り添ってもらったら、絶対嬉しいと思うんです。
共感力、寄り添う力がある薬剤師を、経営者は絶対に手放したくないものです。
AIに負けない薬剤師②「気づき」の能力が高い人
気づきの能力が高い人は貴重な存在
たとえば投薬時に、お話をじっくり伺っていると、こんな事に気づくこともありますよね。
「青あざ発見」とか「いつもより顔色が優れないな」とか、そういう微妙な違いに気づいて会話を深掘りしていく点はAIの苦手分野です。
そんな気づきの能力が高い人も、AI以上の貴重な存在になります。
AIに負けない薬剤師③全体を統括できる管理者
場面に応じて、「何を後回し」にして「何を優先」するか。
このようなプロデューサー的な能力、管理薬剤師としての全体を上手く回す能力を持っていたら、経営者にとって手放したくない人材になります。
「AIに何の仕事を任せるか」を決めるポジションには絶対に人が必要!
今までの業務がすべてなくなるわけではなく、AIが代替えしてくれることが多くなりますが、
AI含め、全体を円滑に回すポジションで必要とされる人になってしまえば、無敵になります。
AIに負けない薬剤師④オリジナルのアイデアを出せる人
経営陣にオリジナルの意見を言える人は貴重な存在
「お願いしたことを、早く正確に文句も言わずにこなしてくれるスーパーありがたい存在」それがAIです。
しかし、斬新で使えるアイデアを経営陣に物申せる薬剤師が居たら、その人を手放したい経営者っているでしょうか?(性格上に難が合ったら別ですが)
実はそうでもありません。
私の経験からですが、自分が勤めている薬局が経営難で「このままだと自分の給料が減る」もしくは、「閉店の危機」という状況に追い込まれたら誰でも視点が変わってきます。
つまり、私のように追い込まれなくても、常に経営側の目線で考える癖をつけておくと、今まで気づかなかったいろんなアイデアが浮かんでくるよ!とお伝えしたかったんです。
それを経営陣に少しずつでも言えるようになれば、貴重な存在と認定されていくでしょう。
AIに負けない薬剤師⑤在宅医療で活躍できる人
在宅医療は、AIに代替しにくい業務だと考えられています。
在宅業務は、AIの得意な作業や統計ではなく、「気づき力」「コミュニケーション能力」「共感力」がフルで必要とされる分野ではないでしょうか?
しかも、2019年度に居宅療養管理指導料を算定した薬局数は39123件とされており(厚生労働省「介護給付費等実態統計(旧:調査)」より)高齢化に伴い、今後も在宅医療の需要は伸びていくと思われます。
AIの不得意な在宅医療の分野を積極的に極めて、AIに勝つのもかなり有効な手段です。
どうしたら変われる?AIに勝って生き残る薬剤師になる4つの秘策
AIに負けない薬剤師のパターンを5つご紹介してきました。
ここからは、そんな薬剤師になるための近道と、どれも向いていない場合の最終兵器をご紹介していきたいと思います。
※クリックすると読みたいところにジャンプします。
①管理職を経験できる環境にいく
②在宅医療を経験する
③【履歴書に書ける】コミュニケーションの資格を武器にする
④AI活用アドバイザーになる
①管理職を経験できる環境にいく
プロデューサー能力を身につけたら無敵
仕事のできる管理薬剤師なら、適材適所の配置、今すべきことは何か、段取りをどう組むか、どうしたらうまく回るか、より良くするためにはどうしたらいいかを、常に考えて仕事を回しているはずです。
今後に危機感を感じている方は、管理職を経験しておくことが将来の自分を助けてくれるでしょう。
自信がなくても、小さい規模でもいいので、タイミング次第では管理職を経験できる環境に転職することを考えてみてもいいかもしれません。
関連記事
以下の記事では、「お悩み別、希望条件別におすすめの転職会社」についてランキングで解説していますので、もしよければ併せて読んでみてください。
②在宅医療を経験する
薬局業界の中で、間違いなく伸びていくと言われているのが「在宅医療」です。
厚労省の資料から、居宅療養管理指導の請求事業所数の推移を表したグラフを見てみましょう。
(引用元:厚生労働省「介護給付費等実態統計(旧:調査)」)
ちなみに、現在のお仕事はどうでしょうか?
そんな環境だと、今こなしている業務はいずれAIに変わり、気づけば薬剤師として生き残っていく価値が身についていないという状況になるかもしれません。
多分、その点に危機感を感じている方がたくさんいらっしゃいますよね。
しかし、
「在宅経験あり」だけでは存在価値としてはまだ低め
「在宅経験あり」の薬剤師はごまんといます。
そんな中で、周りと差別化するにはこれ!!
「あの薬剤師さんが来てくれる日!」と、喜んでもらえる薬剤師を目指すことによって、経営者側から見ても手放したくない薬剤師になります。
必要なのはコミュニケーション能力
医療従事者にありがちですが、「飲み方を教える」などの仕事内容から、ついつい先生目線での物言いになりがちですよね・・・
私を含めて「医療従事者が敬語が下手」と言われる所以も、このあたりも理由かと・・・(反省)
こんな疑問に次の項目でお答えします。
③【履歴書に書ける】コミュニケーションの資格を武器にする
今後は、次のようになっていく流れだと予想されています。
薬剤師→対人業務
次のグラフからも、社会全体がコミュニケーション能力の高い人を求めていることが分かりますが、これから対人業務が主となる薬剤師業界も同じ事です。
会社が新入社員を選ぶ際に大事にした点
引用元:「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」
(一般社団法人日本経済団体連合会)より一部抜粋
コミュニケーション能力検定という分かりやすい資格がある!
しかも、自宅に居ながらスマホの動画視聴で、中級まで取得できるのが大きなメリット
今後、求められる薬剤師像にぴったりの資格・・・
「JLCA認定・伝え方コミュニケーション検定」は一般職や、教職の方には意外と知られている資格ですが、薬剤師業界ではまだあまり知られていない穴場の資格なので、周りと差別化しておきたい方にオススメです。
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④AI活用アドバイザーになる
「AI活用アドバイザー認定試験」に合格して、AI活用アドバイザーになってしまうのもAI時代を生き抜くための大きな武器になりえます。
「AI活用アドバイザー認定試験」は、現代人に必須となった「AI活用術」を学ぶ認定試験です。
・「AI活用アドバイザー認定試験」取得なら 「SMART合格対策講座」 ※無料視聴あり
試験は全国の会場の他に、オンラインでも受けられので便利ですよ。
AI時代に備えて「他の人がやっていないこと」を武器に、自分の価値を上げていく事に興味がある方に、オススメな資格です。
\AI活用アドバイザー認定試験が取れる!/
※無料視聴ができるので、自分に合うかどうか、一度見てみてから検討されるのがおすすめです。