この記事を書いている私は、飲み会が大の苦手な薬剤師です。
飲み会開催の知らせを受けると、開催されるその日まで、ずっと憂鬱が続くほど、、、
飲み会が苦手な人に対して「飲み会に出るとこんなにメリットがある」という回答ばかりを見かけますが、正直それができればこんなことで悩んでないし、、、
ここで紹介する方法はなんとか自己啓発して、飲み会に参加出来るようにする方法ではありません。
▲本記事は私(じょぶねこ千晴)が体験に基づき独自に作成しています。パブリック・リレーションズ(PR)が含まれていますが、各企業はコンテンツ内容には一切関与していません。
薬剤師の飲み会が苦手な理由7つ
飲み会が苦手な理由はいくつか考えられますが、自分がどのタイプに当てはまるのかを、まずは把握していきましょう。
社会不安症や人見知り
「社会不安症」「人見知り」だと、飲み会への参加は苦痛でしかありません。
社会不安症とは、人前で喋ったり、食事をしたりなど人に見られるような場面で、失敗を恐れて強い不安や緊張、心配しすぎたりする結果、いろいろな症状が病気です。
一生のうち一度でも社交不安障害にかかる割合が、7 人に 1 人程度と言われています。
(意外と多い・・・)
私のような人見知りタイプは、
等、色々考えすぎる結果、飲み会では毎回緊張してしまい、
ところが、そんな苦労がみじんも分からないタイプの人からしたら、
って、思ってることがほとんど(涙
おそらく、一生理解し合えることはないでしょう。
このような「社会不安症」「人見知り」だと、他の人が考えている以上に飲み会への参加は苦痛でしかないのですが、過去の経験から分かってもらえない事がほとんどです。
大人数が苦手
飲み会は苦痛な理由の一つに「大人数が苦手」という場合もあります。
この本によると、「LINEグループ」も「飲み会」も4人以上になるとウザくなるのは、心理的に理由があると書かれています。
まさにこれ、、、
読んだら「なるほどそういうわけね・・・なら仕方ないや」と思えるようにはなりました。
実は私、飲み会に限らず大人数で話すことが苦手です。
1対1なら問題ない(むしろ話は途切れない)のに、4人以上になるとどこで話に入ったらいいか、気を遣いすぎて分からなくなってしまいます。
薬剤師の飲み会も、上司や同僚などを含む大人数で行われることが多いですよね。
気心知れた同僚と少人数の飲み会なら、共通の話題も多く楽しめる人が多いと思いますが、
大人数の飲み会だと、
・座る席によってグループが分かれるため、どこに座るか探り合う
・共通の話題がない人とも、話をしなくてはならず、話題探しに疲れる
・飲み会の間は、騒がしい中で大勢に気を遣う必要あり
・大して仲良くない人の前で、プライベートなことを聞かれることも・・
といったこともあり、ストレス以外の何物でもありません。
大人数で飲んだからといって、仲が深まるわけでもなく、仕事の悩みも解決しませんしね。
そもそも酔っ払いが好きじゃない
「そもそも酔っ払いが好きじゃない!」という方にとっては、飲み会は苦痛そのものです。
何を言ったか覚えていない等のトラブルも避けたいですよね。
尊敬している上司の酔っぱらったみっともない姿なんて見たくもないし、なによりめんどくさいのでね。
人って、酒の勢いで緊張がほどけたり、ちょっと大胆になる事が多いですが、度を超す人も多いもの。
そんな酔っ払いを相手にする事が苦痛な人にとっても、飲み会はかなりしんどい時間になるでしょう。
セクハラやパワハラ、くだらない噂話が嫌
職場の飲み会でセクハラやパワハラを受けたり、くだらない噂話が嫌だという人も多いです。
お酒が入った席とはいえ、
・過度なボディタッチや下ネタ・プライベート過ぎる質問はセクハラ
・地位の優位さを利用して飲酒や芸を強要したり、お説教したりするのはパワハラ
めちゃくちゃ嫌な気持ちになりますよね。
また特に噂好きの女性が多い飲み会の場合は、くだらない噂話が横行しがち。
嘘か本当か分からないようなウワサ話に合わせてると、自分も同レベルに落ちたような気がしませんか?
(どんだけ自分を崇高な位置に置いてるんだろう、、笑)
こんな会話を苦痛に感じる人も多いことでしょう。
飲み会って「みんなが笑ってくれるから」「盛り上がるから」といった理由で、ついつい羽目を外してしまいがち。その結果、セクハラやパワハラ・くだらない噂話につながってしまうことがあるんですよね。
お酌の文化に抵抗がある
日本には、飲み会で目上の人のグラスにお酒をそそぐ「お酌文化」がありますが、、、
お酌をしながら、上司の気分を良くするためにヨイショする媚びた行為に抵抗がある人も多いことでしょう。
また新しい職場で歓迎会を開いてもらった時などは
・先輩や上司のグラスが空いたらお酌したり
・席をまわって挨拶したりと
お酒を楽しむ余裕はない・・・
最近では「お酌=ハラスメント」になる可能性もあるから、自分でお酒をそそぐ「手酌」を推奨する企業もあるとか。
早くその考え方が浸透してほしいなって願っています。
話し声など音量のデカさが疲れる
飲み会ならではの音量のデカさに疲れてしまい、飲み会が苦手になる人もいます。
このような悩みを持つ人も意外と多いですよね。
これが、次のような個人間の問題なら解決方法もあります。
こういう場合は、相手の方に「角を立てないような言い方」で、
これなら相手にも理解してもらえるかもしれません。
しかし、
飲み会で声を小さくしてもらうことは、ほぼ不可能、、、
(楽しんでいる人たちに水を差すこともできませんしね・・)
「隣のグループの会話が聞こえて、自分のグループの会話に集中できない」
「会話の内容を聞き取りにくい」
など、更に気疲れしてしまうこともよくあります。
プライベートは他の事に時間を使いたい
「時間は有限!勤務時間外は他の事に時間を使いたい」という人も多いでしょう。
飲み会での飲酒やコミュニケーションがストレス解消になる!という人なら飲み会への参加が楽しみなことが多いでしょうが、
逆に飲み会に参加するとストレスが溜まるタイプの人なら「プライベートは他の事に時間を使いたい」と思うのは当たり前のことですね。
飲み会って拘束時間は長いし、行きたくもない2次会のカラオケを断れない雰囲気もあるし。
趣味や勉強、家族や友達など好きな人たちとのを充実させたい気持ちもよく分かります。
苦痛な飲み会|試してほしい7つの解決方法
飲み会が苦痛な人にとっては、「誘われる」「断る」「参加する」どれをとってもストレス大の行為ですが、そんな中でもそのストレスを減らす方法があります。
私も、いろいろ試してきましたが効果のある方法は人それぞれ。
そんな気持ちで書きました。それでは見ていきましょう!
聞き役に徹しない
聞き役に徹しないことは、あまりメンタルを消耗せずにその場をやり過ごすことができるいい方法です。
「飲み会が苦手なら、聞き役に回り、ずっと相槌を打ってれば良い」というアドバイスをよく見かけますが、
ずっと聞き役をしてみたことありますか??って言いたいです。
飲み会の間ずっと聞き役ばかりの立場で過ごしていると、メンタルを激しく消耗してしまいます。
そこでおすすめのやり方は、
そこまで気を使わなくても大丈夫!なんせ相手は酔っ払いですから。
飲めないキャラを作り上げる
いっそのこと「お酒を飲めないキャラを徹底して作り上げる」というのも一案です。
お酒を飲める人からしたら「飲めない人は誘いにくい」と考えるもの。その心理を利用すれば、飲み会に誘われる回数を減らすことはできるでしょう。
また飲み会に渋々参加することになったとしても、さすがにお酒が飲めない人に飲酒を強要するのはパワハラとなるため、無理にお酒を飲まされて酔っぱらうという最悪の事態は避けることができますよ。
抜けて長電話するか、SNSで愚痴を吐きまくる
飲み会の最中に、さりげなく抜け出して長電話したりSNSで愚痴を吐いたりして、時間をやり過ごすのもありです。
ただしこの方法が使えるのは大人数の飲み会だけ、、、
大人数の飲み会で1人くらいいなくなってもバレないことが多いですが、少人数の飲み会では難しいですね。
また飲み会の最中にスマホをいじるのが許される環境でなければ、SNSで愚痴を吐くのも難しいでしょう。
ほかにもトイレに逃げてみたり、酔ったことを理由に外の空気を吸いに行く方法もありますので、大人数の飲み会の時にだけ試してみてください。
育児や介護、門限を理由にする
育児や介護・門限など、上司や同僚にはどうしようもないことを理由に、飲み会を断るという手もあります。
飲み会を断るために使えそうな理由はいろいろとありますが、
仕事が残っていることを理由にすると「明日片づけたらいい」と言われてしまう
お金が無いことを理由にすると「それなら奢るから」と言われてしまう
となり、結局飲み会に行かざるを得ない状況もよくありますよね。
しかし、上司や同僚には対処できない「育児」「介護」「門限」あたりを理由にすると、「飲み会に来れなくても仕方ない」と思ってもらえますね。
そうなんです。上記の理由だと飲み会を断りやすいのですが、残念ながら使える人が限られますね。
ペットのお世話を理由にする
「ペットのお世話」も、飲み会を断る理由として使えるでしょう。
ペットの命に責任を持つのは、飼い主のつとめ。毎日のお散歩や食事・遊びなどしっかりお世話をして、ペットが快適に暮らせるようにする必要があります。
そのため「ペットのお世話」も、飲み会を断る理由として使えるでしょう。
ただし動物を飼ったことが無い人には、理解してもらえない可能性があります、、、
その場合はせめて「飲み会の途中で帰ってもよいか?」と相談してみましょう。
注意点としては、同居する家族がいる場合は「ペットのお世話」を理由に飲み会は断れませんね。あくまでも1人暮らしや、ペットの面倒を見れる人が自分しかいない場合のみ使えます。
楽しいアクティビティを提案
お酒以外に楽しめるアクティビティを持ち込むのも気がまぎれます。
飲み会が苦手な人にとっては、ただ単にお酒を飲んでデカい声で談笑する空間が辛くないですか?
(私はめちゃくちゃしんどいです)
もし許される環境なら、お酒以外に楽しめるアクティビティを提案してもるのもおすすめです。
ボードゲームやビンゴなど、動きのあるアクティビティがあると、その場を過ごしやすくなる場合もよくあります。
でも、あくまでも無理は禁物!
上の人に「飲み会が苦手で参加できない」と打ち明ける
思い切って、上の人に「飲み会が苦手で参加できない」と深刻に打ち明けるのも作戦です。
自分を頼って相談してきた人を悪く思う人は、まずいないはずです。
たとえば、
と打ち明けてもよいかもしれません。(嘘も方便)
かなり勇気のいる行動ですが、理解してもらえれば、今後飲み会に誘われる回数が減ったり、飲み会の参加を断りやすい雰囲気づくりをしてもらえるかもしれません。
もし勇気を出して打ち明けても理解が得られないようなら、残念ながらその他の局面でも気持ちに寄り添ってもらえる可能性は少ないと思います。
それでもダメなら次はこうする
ここまで、飲み会の苦痛を軽減したり回避したりする方法をご紹介してきましたが、環境によってはこの方法では許されない場合もあると思います。
そんな時に、次のような選択肢があると知っておくだけでも心の負担が減るかもしれません。
さっそく見ていきましょう!
飲み会がほとんどない職種に転職もあり
薬剤師業界にも飲み会がほとんどない職場があります。
「ドラッグストア」や「調剤併設のドラッグストア」は飲み会がほとんどないところもある
「ドラッグストア」や「調剤併設のドラッグストア」は22時や23時閉店の店舗も多く、みんなが揃うことが難しいため、歓送迎会も忘新年会も含め、飲み会がほとんどない状態のところも多くあります。
閉店時間が遅い店舗や、営業時間が長い薬局も、交代制のシフトになるので、みんなが揃うことが難しく飲み会はほぼない事が多いです。
そんな方は、「ドラッグストア」や「調剤併設のドラッグストア」で働くことも選択肢の一つです。
少人数の飲み会がOKなら、個人薬局もおすすめ
「大人数は嫌だけど少人数の飲み会がOK」という場合は、個人薬局もおすすめです。
大人数の飲み会が苦手なだけで、3~4人ぐらいの少人数の飲み会ならいい!という人は、薬剤師1人事務1人のような個人薬局に転職するのも狙い目です。
ちなみに「個人薬局」は「チェーンの調剤薬局」より年収が高くなりやすい傾向があります!
他にもある小規模調剤薬局の魅力
・転勤や他店へのヘルプがほとんどない
・アットホームな環境
・ルールが大手チェーン薬局ほど厳しくない
・大手のチェーン薬局より研修が少なめ
・給料が高額になりやすい
・条件交渉が通りやすい
・小規模の薬局だからこそできる、地域への貢献
・広範な業務を担当するのでスキルが向上する
マイナビも調剤薬局の求人が多いのですが、大手のチェーン薬局が多いので「個人薬局」希望の方には「ファルマスタッフ」の方がおすすめです。
求職票に載っていない情報も、エージェントが代行で聞いてくれるので、ぜひ!事前に飲み会の有無や頻度を確認してもらってください。
薬剤師の資格で出来る在宅ワークもあり
薬剤師の資格を生かして在宅で働く方法もあります。
・メディカルライター
・翻訳
・治験に関する書類作成
・薬関連の問い合わせ業務(最近では電話だけでなく、メールやチャット対応も多い)
など、一昔前にはめったになかった求人ですが、今では少しずつ増えてきました。
しかし、在宅ワークの求人はとても人気が高い上に、1名限定の事も多いので、必然的に争奪戦になってしまいます。(自由度が高いので、みんなが狙ってますね・・・)
さらに、在宅ワークの求人は個人で見つけることはかなり難しいのです。
在宅ワーク狙いの薬剤師のほとんどが、薬剤師転職サイトを利用して仕事を見つけています。
まず初めに薬剤師の紹介会社に在宅ワークの求人がきた場合、だれがその情報を先にゲットできるかというと、それは「転職サイトに登録している薬剤師」です。
薬剤師紹介会社では、すでに登録している薬剤師の中から条件に合う人を探して連絡するため、登録しないことにはいつまでたっても在宅ワークの求人を獲得できないというのが現状です。
関連記事
「在宅ワーク」の求人を一番多く持っている転職サイトは「マイナビ薬剤師」です。
在宅ワークに関しては、他の転職サイトはあまり求人をもっていないので注意が必要です。
私のように飲み会への参加が苦痛な人にとって、飲み会のある職場は本当につらいもの。
別の道もあるし、求人を探してみるという行動だけでも、気持ちがすっと明るくなる事はよくあります。
飲み会へ参加しないことを批判されたり、飲み会も仕事の一部と言われたり、、、
そんな風に他人に価値観を押し付けられる言われはないですよね。